内田篤人が完全復活への不安を明かす膝蓋腱炎 発症の原因と手術の症例が少ない理由とは

別名「ジャンパー膝」 小学生からプロまで幅広い年代に起こる障害

 昨年6月に右膝の膝蓋腱(しつがいけん)の炎症で手術を受けたシャルケの日本代表DF内田篤人は、チーム練習に本格合流を果たす一方で、手術に関する症例の少なさから復帰の目処について未定と不安を明かしている。

 右サイドバックは完全復活できるのだろうか。苦しむ膝蓋腱の故障について、横浜F・マリノスMF中村俊輔の専属トレーナーを務める、新浦安しんもり整骨院入船院の新盛淳司院長に発症の要因や対策などを訊いた。

「膝蓋腱は膝蓋骨(膝の皿)と脛骨(スネ)の間をつなぐ腱です。膝蓋腱炎は、過度な負荷が繰り返し加わることで、微小な損傷を引き起こし、腱の組織自体が変性したり、組織に不要なものが沈着し、継続的に痛みを引き起こすと言われています。ジャンプの多いバスケットボールやバレーボール、そして、キックや切り返しのプレーが多いサッカー選手に多く見られる症状で、ジャンパー膝と呼ばれることもあります。つまり、オーバーユース(使いすぎ)による、膝の障害です」

 新盛院長はこう説明した。過度な負担を長期的にかけることで、腱が傷つくなどの異常をきたす状態だという。ダメージが長い年月蓄積すると、治療困難になるケースがあるという。

「小学生からプロ選手まで、幅広い年代に起こります。長年の微小損傷の繰り返しにより組織の変性がある場合は、難治性になるケースも多い印象があります。症状は、初期はジャンプの踏み込みや着地時に痛み、ひどくなると走ったり、歩いただけでも痛み、さらには、安静時にも痛みが出るケースがあります」

 

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