F・トーレス残留を願うアトレチコのサポーター セルタ戦の”前半9分”にチャントを大合唱 

ベンチ外の「神の子」に向けた熱い思い 今夏での契約満了が濃厚に

 今季限りでアトレチコ・マドリードからの退団の可能性が高まっている元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、本拠地ビセンテ・カルデロンのサポーターから残留を願う大合唱を受けた。スペイン地元紙「AS」が報じている。

 28日の国王杯セルタ戦で、去就問題に揺れるトーレスはメンバーから外れた。スタンドからの観戦となったが、前半9分にサポーターはトーレスの応援歌を大合唱。「神の子」と呼ばれたエースの背番号9にちなみ、開始9分での大合唱となった。

 試合は2-3で敗れ、アトレチコは国王杯敗退となった。トーレスは今季限りでミランからの期限付き移籍の契約が満了となる。ディエゴ・シメオネ監督はトーレスに来季契約を結ばない方針を伝えたとレポートされているが、試合後にこう語っている。

「フェルナンドと話はした。私の考えは伝えたし、彼も気持ちを伝えてくれた。この会話は彼と私の個人的なもの。話し合ったことが重要なんだ」

 アトレチコはレアル・マドリードとともに未成年の外国人選手獲得に関する規約を破ったとして、FIFAから今年の夏と来年1月の補強禁止を命じられている。ミランから期限付き移籍中のトーレスが来季も留まるためには、2月1日までにクラブが完全移籍の手続きを行う必要があるが、「アトレチコは買い取りオプションを行使しない」と地元メディアはレポートしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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