ロナウジーニョ、引退後に“事業失敗”の数々 土地購入にねずみ講…「頭痛の種を与えた」
偽造パスポート所持で逮捕されたロナウジーニョのトラブルをスペイン紙が取り上げる
元ブラジル代表MFロナウジーニョ氏は偽造パスポート所持によって、パラグアイ当地で逮捕された。現在は現地の留置所でフットサルに興じる様子が報じられるなどスーパースターの影響力の大きさを感じさせる一方、各国メディアはロナウジーニョ転落の要因についても報道。そのなかでスペイン紙「エル・パイス」は引退後の事業失敗について触れている。
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近年、預金額が日本円にして約640円しかないことも報じられていたロナウジーニョ氏。現役時代からの浪費癖が主な要因となったとともに、代理人を務める兄アシス氏との投資が「家族に頭痛の種を与えた」と表現している。
まず2009年、故郷のポルト・アレグレに兄弟で土地を購入したものの、そこが環境保護法に抵触する箇所で不必要な建設をしたとのことで850万レアル(約1億9000万円)の罰金が科された。しかしロナウジーニョ氏らはこれに従わず、2018年にパスポートを没収される事態に至った。
また、今年2月にはネット通貨における“ピラミッド詐欺”、いわゆるねずみ講の会社におけるオーナーの一部となっているのではないかと大きな批判を受けたばかりだった。
様々な金銭トラブルを犯して今回の逮捕に至ったわけだが、関与した警察当局によると、ロナウジーニョ氏は受刑者フットサル大会でゴールとアシストを量産し、さすがの実力を発揮するなど、投獄後も“アイドル”としての雰囲気を失っていないのだという。
浮き沈みがあまりにも大きすぎる稀代のテクニシャンは、今回の逮捕劇をきっかけに正しい道を歩むことができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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