元祖“ワンダーボーイ”オーウェン、チェルシー18歳新星を絶賛 「簡単なことではない」

マイケル・オーウェン氏が称賛するチェルシーMFビリー・ギルモア【写真:Getty Images】
マイケル・オーウェン氏が称賛するチェルシーMFビリー・ギルモア【写真:Getty Images】

リバプール戦でMOMに輝いたMFギルモアのパーソナリティーに注目

 チェルシーは8日に行われたプレミアリーグ第29節で、ホームにエバートンを迎えた。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すチェルシーは、4-0でエバートンを一蹴している。この試合では18歳のMFビリー・ギルモアが先発フル出場を果たしたが、自身も10代の頃からトップレベルで活躍し、かつて“ワンダーボーイ”と呼ばれた元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏が称賛の言葉を送っている。英紙「メトロ」が報じた。

 チェルシーは、イングランド代表MFメイソン・マウント、元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス、ブラジル代表MFウィリアン、そしてフランス代表FWオリビエ・ジルーがゴールを挙げて勝利を収めた。しかし、オーウェン氏が注目したのはFA杯のリバプール戦(2-0)でもマン・オブ・ザ・マッチに選出された18歳の新星ギルモアだった。

「彼の個性が全てだよ。トップチームに昇格して、即座にそこが自分の居場所だと思えるのは、まさにそうした部分だ。若くて才能のある選手たちは多くいるし、彼らにチャンスを与えないといけない。でも、彼らの多くは舞い上がってしまう。なぜなら、何年も前から一緒にプレーすることを夢見ていたヒーローたちとプレーすることになるのだからね」

 自身もかつて直面した“難題”を指摘するオーウェン氏。そのうえで、ギルモアのパーソナリティーを称賛している。

「突如として、彼らにボールを渡すように言ったりしないといけないんだ。でも、それは外から見ているほど簡単なことではない。チームに昇格して、何年もプレーしていたように振る舞うためには、そうしたキャラクターでないといけないけど、彼はそれを持っているね」

 若手を積極的に起用しているフランク・ランパード監督は、アストン・ビラとのアウェーゲームにもギルモアを帯同させると見られている。エバートン戦の勝利で目標の4位以内をキープしたチェルシー。若手の台頭とともに、シーズンの終盤でどのような戦いを見せるだろうか。

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