「アイコンタクトすらしない」 マンUの“ホットライン弾”に英紙注目「騙し討ちした方法」

マンチェスター・ユナイテッドFWアントニー・マルシアル(左)とMFブルーノ・フェルナンデス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドFWアントニー・マルシアル(左)とMFブルーノ・フェルナンデス【写真:Getty Images】

フェルナンデスがマンC戦でマルシアルの先制点をアシスト「相互理解が高まっている」

 マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第29節でマンチェスター・シティと対戦し、ホームで2-0と勝利した。“マンチェスター・ダービー”でシーズンダブルを達成したユナイテッドだが、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスとフランス代表FWアンソニー・マルシアルが見せた“阿吽の呼吸”の先制点に英紙が注目している。

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 シーズン終盤で迎えた“マンチェスター・ダービー”は、熾烈なトップ4争いを演じるユナイテッドとリーグ3連覇がほぼ不可能となったシティの間にあるモチベーションの差がピッチで浮き彫りとなる展開となった。序盤こそシティが優位に試合を進めたものの、ユナイテッドは前半30分にスコアを動かすことに成功する。

 左サイドでFKを得ると、MFフレッジが助走を取る。すると、ボール横でファーサイドに構えていたチームメートたちに指示を送っていたフェルナンデスが突如ニアサイドに浮き球のパスを供給。それまで全く動く素振りを見せていなかったマルシアルが即座に反応し、ダイレクトシュートでゴールマウスを打ち破った。

 あらかじめ用意していたサインプレーだった可能性が高いものの、コンマ数秒の完璧なタイミングで生み出した先制点に英紙「メトロ」は「フェルナンデスがマルシアルの輝かしいゴールを生み出すためにシティを騙し討ちした方法」と見出しを打って注目している。

「フェルナンデスはフレッジと会話した後、ボックスにいる選手たちに指示を送っていたが、助走を取らずにフレッジへ託す提案を見せていた。どんな場面でも、フェルナンデスはマルシアルとアイコンタクトすらしていなかった。そして、フェルナンデスの機転がマルシアルのシュートスペースを生み出した」

 記事では、本来フレッジがキッカーを務めるはずだったが、ボール付近に立っていたフェルナンデスの“即興”で記録したアシストと主張しており、「フェルナンデスとマルシアルの相互理解が高まっていることが浮き彫りとなった」と指摘している。今冬にフェルナンデスが加入して以降、ユナイテッドは好調を維持しており、名将アレックス・ファーガソン以来となるシーズンダブルを達成した。

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