ユベントスFWロナウド、粋な“エアハイタッチ”に海外注目 「見えないファンと…」
新型コロナの影響で無観客試合となったなか、会場入りの際に“想像のハイタッチ”を敢行
ユベントスは現地時間8日、延期となっていたセリエA第26節インテル戦で2-0と勝利した。新型コロナウイルスの影響で、本拠地アリアンツ・スタジアムでの一戦は無観客で行われたなか、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが見せた試合前の“粋な行動”が海外メディアから称賛されている。
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中国・武漢を中心に猛威を振るう新型コロナウイルスはイタリアでも感染者が膨れ上がり、セリエAは公式戦の延期、あるいは無観客試合を決定。8日のユベントス対インテル戦は無観客で行われ、ユベントスはウェールズ代表MFアーロン・ラムジー、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのゴールで2-0と勝利を飾った。
インテル戦ではゴールのなかったロナウドだが、試合前にプロフェッショナルとしての行動で魅せた。チームバスから降りてきたロナウドは、「Juventus」の文字が施されたフェンスに向かって手を伸ばし、タッチするような素振りを見せ、最後にカメラに向かって笑みを浮かべてスタジアムの中へと消えていった。本来、フェンスの向こう側は地元サポーターが選手たちの到着を出迎えるべくごった返しているが、無観客試合のためこの日は不在。そこでロナウドは、気持ちだけでもとばかりに、“エアハイタッチ”を行ったのだ。
スペイン紙「マルカ」は、「クリスティアーノ・ロナウドが“見えない”ファンとジョーク」と見出しを打ち、「ポルトガルのクラッキ、クリスティアーノ・ロナウドはコロナウイルスの影響で無観客試合となった第26節インテル戦前、バスから降り、カメラの前でジョークを飛ばした」とレポートした。
また、衛星放送「ビーイン・スポーツ」フランス版公式ツイッターは「ロナウドが手を叩き合ったのは……見えないサポーターだ」と言及。衛星放送局「スカイ・イタリア」も「ロナウドはいないはずのファンに手を差し伸べ、想像でファンと握手。“ハイタッチする”ふりをしたが、現時点でCovid-19(新型コロナウイルス)の拡散を防ぐために避けるべき行為だと認識している」と報じている。
ロナウドの粋な計らいに、世界のメディアはスポットライトを当てている。