ジダン政権、タイトル奪取に最大の課題か C・ロナウドの内弁慶ぶりが問題化

今季敵地戦のゴールはわずか3試合 大一番で決められず

  特に12月13日に行われたビジャレアル戦で0-1の敗戦、1月3日に行われたバレンシア戦で2-2の引き分けという大一番での沈黙はチームにダメージを与えている。UEFAチャンピオンズリーグを目指すライバルとのアウェーでの試合で勝ち点1しか獲得できていないことが、低迷の元凶と指摘されている。

 今シーズン、ロナウドは敵地では本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの試合と比べて、効率的にスコアを記録する事が出来ていない。エスパニョール戦では5ゴールと大暴れだったが、セルタ戦、エイバル戦では1ゴールずつ。アウェー戦でゴールを決めた試合はわずか3試合。ベティス戦でも数多くのシュートチャンスはあったがネットを揺らす事は出来なかった。

  選手の信頼を得られなかったラファエル・ベニテス前監督を解任し、クラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダン新監督として迎えた白い巨人は完全復活が待たれるが、絶対的エースのアウェー戦での活躍がない限り、王者バルセロナとの差は開く一方かもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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