「やっとイラクと戦える」 因縁の相手に勝ってリオ五輪へ、満身創痍の遠藤がリベンジ宣言!

左足に違和感を抱えて別メニュー調整 「悪化はしていない」

 リオデジャネイロ五輪を目指して最終予選を戦っているU-23日本代表に、不安が走った。主将のMF遠藤航が、左足の違和感で別メニュー調整となったからだ。26日の準決勝イラク戦は、本大会出場が懸かった大一番だ。万が一、キャプテンが欠場となれば大きな痛手になる。

 遠藤自身は軽傷を強調している。

「タイ戦の次の日の練習で、ちょっとコンディションを上げる強いメニューの時に痛めた。この前の試合をやって、そんなに悪化はしていないけど、違和感がある感じです。大きい筋肉ではないけど、足を上げる時に痛みがある。最終的には監督が判断するけど、僕は出られるように準備するだけです」

 100パーセントの状態ではない可能性が高いが、やはりこの決戦の舞台には欠かすことのできない戦力だけに、手倉森誠監督の判断に注目が集まる。

 対戦相手のイラクは、準々決勝でUAEを延長戦の末に下してきた。日本もイランに延長戦で勝利しているが、日本が中3日なのに対してイラクは中2日と、日程のアドバンテージはこちらにある。そして、遠藤自身もイラクの試合はチェックしていた。

「延長まで戦ってくれたのはありがたい。イラクは前の高い選手と10番の速い選手がカギになる。ロングボールからのセカンドでゴールが生まれたし、僕らが勝っている状況なら、それもイメージしながら戦わないといけない。前に対戦した時よりもパワフルになっている印象。そこの対応と、僕はセカンドを拾うことをやりたい。サイドの選手も結構うまかったけど、サイドの選手がしっかり対応してくれると思う」

 

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