解任危機のファン・ハールが「レアルの10番」獲得を熱望か 代理人に打診と英紙報じる

マンUが得点力不足の解消へ、”問題児”ハメスに白羽の矢

 23日のサウサンプトン戦に0-1と敗れたことで、ホームのサポーターから大ブーイングを浴び、再び解任危機に立たされているマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督。起死回生の一手として、新たな司令塔の獲得を求めているという。英紙「デイリー・エクスプレス」は、レアル・マドリードで立場が微妙になっているコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス獲得に向けて動いていると報じている。

 ハメスは、今季、異常行動が目立っている。時速200キロの危険運転でパトカーとカーチェイスしながらレアルの練習場に逃げ込み、ナイトクラブでの夜遊びも繰り返しているという。また、ジネディーヌ・ジダン新監督は17日のスポルティング・ヒホン戦のウォーミングアップなどで怠慢な素振りを見せたハメスに、二度激怒していた。しかも、ヒホン戦ではシュートの場面で味方のFWベンゼマの脚を蹴りつける不運で、打撲を負わせる一幕があった。

 こうした状況に陥っているハメスに対し、ユナイテッドのファン・ハール監督は問題児と化したコロンビア人アタッカーの獲得を模索。すでに代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏にコンタクトを取ったと報じた。

 リーグ戦23試合終了時の勝ち点がプレミアリーグ創設以来クラブワースト記録となり、1試合あたりの平均得点も、今季のユナイテッドは92年創設のプレミアリーグ23年間の歴史上、最悪の成績となっているなど、データ上からも攻撃陣へのテコ入れが必要なことが明らかになっている。移籍が実現すれば、両者にとって足りないものを補い合う「Win-Win」の関係になるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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