連勝を逃したミラン監督がエンポリ戦の判定に怒り心頭 「間違いなくPKがあった」

怒りの収まらないミハイロビッチ監督

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは23日、敵地エンポリ戦で2-2の引き分けに終わった。2度のリードを奪いながらも追いつかれる苦しい展開となった。ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、この試合でPKをめぐるレフェリーの判定に激怒している。

 2-1でリードしていた時間帯に、ペナルティーエリア内の右サイドでMFジャコモ・ボナベントゥーラが中央に折り返したボールを相手DFが腕でブロックしたかに見えたシーンがあった。だが、PKは与えられず、地元テレビ局「スポーツメディアセット」でこう吐露した。

「間違いなくあれはPKだろう。あのプレーが見えないのならば、追加副審はなんのために存在しているのか……」

 イタリアのセリエAでは、両ゴール脇の右サイドに追加副審が配置されている。まさにその目の前のプレーだっただけに、信じられないというような表情を浮かべた。リードを広げるチャンスを逃した指揮官の怒りはそれだけでは収まらなかった。

 試合後の記者会見でも「完全なPKがあるはずだった。そこで3-1になっていれば、試合は終わっていた」と語った。連勝のチャンスを逃したミハイロビッチ監督は、審判に対して恨み骨髄に徹していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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