アンチェロッティ監督、マンU戦“幻ゴール”に猛抗議 試合後の退場に吐露「がっかり」

審判団と話すエバートンのアンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
審判団と話すエバートンのアンチェロッティ監督【写真:Getty Images】

エバートンの劇的ゴール取り消し、アンチェロッティ監督が試合後に語った胸中

 プレミアリーグ第28節のエバートン対マンチェスター・ユナイテッドは1-1の同点で、お互いに勝ち点1を分け合う結果となった。試合終了後に審判への抗議で退場となったエバートンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は「がっかり」と肩を落とした。また、そのきっかけとなった劇的ゴール取り消しの場面について「客観的な事実ではなく、主観的な判定ものだった」などと振り返った。

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 エバートンは試合開始わずか3分に先制に成功。味方のバックパスを受けてパスの出しどころを探していたユナイテッドGKダビド・デ・ヘアに対して、FWドミニク・キャルバート=ルーウィンがプレッシャーをかけ、足を伸ばしてロングキックをブロック。跳ね返りがそのままゴールネットを揺らした。

 意外な形でアドバンテージを手にしたエバートンだったが、同31分にはユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスに強烈なミドルシュートを叩き込まれて試合は振り出しに戻った。

 その後、互いに決定機を作り出す場面もあったが、両GKのファインセーブもあってスコアは動かないまま最終盤に差し掛かった。そして迎えたアディショナルタイム、エバートンはアイスランド代表MFギルフィ・シグルドソンのシュートが弾かれたこぼれ球をキャルバート=ルーウィンが拾ってシュート。DFに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。

 この場面で、GKデ・ヘアの目の前にはシグルドソンはが座り込んでいた。オフサイドポジションにいたことを察知したシグルドソンはボールに触れないように、足を動かしてシュートを避けたが、プレーに関与したとしてオフサイドの判定となった。劇的な勝ち越しゴールは幻となった。

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