リオ五輪最終予選、準決勝の相手がイラクに決定! 因縁の相手に雪辱を果たし本大会出場権をつかめるか

イラクが延長戦の末にUAEを3-1で破る

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選で、本大会出場権の獲得に王手をかけている日本の対戦相手がイラクに決まった。23日の準々決勝で、イラクがUAEに延長戦の末に3-1で勝利。26日の準決勝で日本と対戦することが決まった。

 試合序盤から攻勢に出たのはイラクだったが、ゴールが遠い試合展開が続いた。その中で後半30分にUAEは右サイドからの攻撃でイラクのオウンゴールを誘発し、先制点を奪った。しかし、直後の同32分、イラクはロングボールを前線につなぐとUAEのDFのクリアミスに乗じてMFヒスニーが同点ゴールを決めて1-1に追いついた。そして、試合は延長戦にもつれ込んだ。

 延長戦に入り、先に勝ち越しゴールを決めたのはイラクだった。延長前半13分にFWアブドゥルラヒームのゴールで2-1とリードを奪うことに成功。延長後半に入るとUAEもセットプレーからイラクゴール前で際どいシーンを作ったが、イラクGKタリブが死守。終了間際のラストプレーでイラクMFカディムが追加点を挙げて3-1とし、イラクが勝利した。

 日本とイラクは共に準々決勝を延長戦の末に勝ち上がる結果になった。イラクは前線の個々の能力が高く、特に右サイドのアタッカーである背番号11のMFタレクは左利きで、突破力のある選手として存在感を放っていた。日本の左サイドバックが準々決勝のイラン戦と同様に亀川諒史(福岡)が務めるか、山中亮(柏)が入るかは分からないが、中央へカットインする選手だけにボランチとの連携も守備のポイントになりそうだ。

 

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