4バック導入の浦和、千葉に練習試合で勝利 DF山中は手応え「守備も表現できている」

浦和レッズDF山中亮輔【写真: 轡田哲朗】
浦和レッズDF山中亮輔【写真: 轡田哲朗】

前半2本は千葉攻略に苦しむも、3~4本目で攻撃も機能

 浦和レッズは29日、沖縄キャンプでジェフユナイテッド市原・千葉とトレーニングマッチを行い、トータル3-2で勝利。今季から4バックに取り組むなかで、新戦力と既存戦力の融合も見えた面があった。

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 浦和は45分ハーフとなった2本目までは、0-1のスコアだった。千葉も4-4-2システムでブロックを作った状態だっただけに、浦和がボールを持つ時間が長くなったものの、クロスの本数に対してシュートまで行ける場面は少なかった。大槻毅監督も「決めないとゲームを難しくしてしまう。良い時間帯で終わるな!」とベンチから檄を飛ばしていた。

 実際に相手ボール時に4バックが崩される場面は少なかったものの、2本目の途中にシンプルなクロスから長身FWクレーベに上から叩くようなヘディングシュートを決められ、その1点を取り返せない結果だった。

 一方で、35分ハーフとなった3本目と4本目では、アルビレックス新潟から加入したFWレオナルドが持ち味を発揮した。相手のバックパスを予想して一気のプレスを掛けてボールを奪い取ると、1回目は自らシュートを決め、2回目はフォローしたMFマルティノスのゴールをアシスト。その後、MF柏木陽介がゴール正面からのフリーキックを直接決めて3点を奪った。フリーキックから1失点こそしたものの、懸案の4バックが崩れる場面は少なかった。

 浦和2年目の今季に本領発揮が期待されるDF山中亮輔は「コンセプトはハッキリしているし、やってきた守備も表現できている。基本的な4-4-2だし、サッカー人生の中でこのシステムをやったことのない選手はいないと思う。だから、心配はないです」と、伝統的な3バックからの変化に問題はないとの手応えを示した。

 2月の2次キャンプではさらなる実戦機会が予定される。昨季はJ1で14位と低迷したものの、メンバー的なポテンシャルは誰もが認めるチームだけに、その仕上がり状態には注目だと言えるだろう。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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