噛みつきに頭突き、仲間割れの取っ組み合いも… サッカー界「衝撃的瞬間」を英紙特集

サッカー界「衝撃的瞬間」に選ばれた(左から)スアレス、キーン、ジダン【写真:Getty Images】
サッカー界「衝撃的瞬間」に選ばれた(左から)スアレス、キーン、ジダン【写真:Getty Images】

カントナ氏のカンフーキックから25年…大事件を振り返る

 マンチェスター・ユナイテッドの英雄である元フランス代表MFエリック・カントナ氏といえば、その活躍とは別にサポーターに対してカンフーキックを見舞わせた“事件が”有名だ。25日でその事件からちょうど25年の月日が流れた。英紙「ミラー」ではそれにちなみ、この25年間で起きたサッカー界の「衝撃的瞬間」を7つ特集している。

 カントナ氏のカンフーキックは今も語り継がれる一つの伝説だ。1995年に行なわれたクリスタル・パレスとのアウェーゲームでレッドカードを受けた同氏はスタンドにいたファンの一人に飛び蹴りを食らわし、8カ月間の出場停止処分を受けた。後にカントナ氏は「最高の瞬間? 素晴らしいときはいくつもあるが、一つ選ぶとすればフーリガンを蹴ったときだ」とこの事件をキャリア最高の瞬間として振り返っている。

 英紙「ミラー」は「エリック・カントナのカンフーキックからこの25年、フットボールの7つのショッキングな瞬間」と題して、カンフーキック級に衝撃を与えた事件を紹介している。

 まず初めに紹介されたのは2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で起きたウルグアイ代表FWルイス・スアレスの噛みつきだ。イタリア代表との試合で、対戦相手のイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニの肩に噛み付いたプレーは全世界に生中継され、大きな波紋を読んだ。スアレスには4カ月間の活動禁止処分が下された。

 2つ目もW杯でのワンシーンだ。それが2006年ドイツ大会決勝で起きた、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンのヘッドバットだ。マッチアップした元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィの胸に頭突きを見舞い、ジダンは退場処分に。この大会を最後に、現役引退を表明していた英雄にとってはこれが現役ラストマッチ、ラストプレーとなった。

 3つ目は元イタリア代表FWパオロ・ディ・カーニオとポール・アルコック主審のトラブルだ。1998年のアーセナル戦でディ・カーニオは退場を宣告されると、アルコック主審を突き倒した。この蛮行で後に11試合の出場停止処分を下された。

 4つ目はニューカッスルのリー・ボウヤーとキーロン・ダイアーによる世紀の仲間割れ事件だ。2005年に行なわれたプレミアリーグのアストン・ビラ戦でチームメート同士の2人は取っ組み合いの大げんかを繰り広げ、ダイアーが3試合、ボウヤーが4試合の出場停止処分を受ける前代未聞の珍事となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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