ダンディーU奇跡の残留へ 川島に続きアイルランド代表FWの獲得で合意

2シーズン前にセルティックで20得点のストークスを獲得

 日本代表GK川島永嗣が所属するダンディー・ユナイテッドが、残留の切り札として同じスコットランドの強豪セルティックからアイルランド代表FWアンソニー・ストークスを期限付き移籍で獲得することで合意に至った。英国営放送「BBC」が報じている。

 レポートによれば、ダンディーUは同じスコットランドのインバーネスCTなども興味を示す中、争奪戦を制してストークスとすでに合意に達した模様だ。ミクス・パーテライネン監督も「セルティックとコンタクトを取り、選手と話した」と接触を認めている。現在、リーグ最下位のダンディーUは今冬に日本代表GK川島と契約を交わすなど、残留に向けた補強を積極的に行っている。

 27歳のストークスは2005年にアーセナルの下部組織からトップチームにデビューするなど、期待された存在だった。しかし、イングランドでは芽が出ず、その後にスコットランドへ活躍の場を移した。10年からプレーするセルティックでは13-14シーズンに20得点を挙げるなど、国内4連覇中の王者で主力として活躍したが、今季は出番を失っていた。昨年12月には出場機会の少なさについてツイッター上で不満を公言したことで、クラブから2週間の謹慎処分を下されていた。

 ダンディーUは1年前の冬の移籍市場で、スコットランド代表MFギャリー・マッケイ=スティーブン(25歳)と元スコットランドU-21代表MFスチュアート・アームストロング(23歳)、昨夏には元U-19トルコ代表FWナディル・チフチ(23歳)という主力選手をセルティックに引き抜かれていた。しかし、今冬は反対にセルティックから残留に向けた切り札を獲得することとなった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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