「自分の壁を壊したい」 日本代表MF橋本拳人、夢実現に向けた2020年の“新チャレンジ”

FC東京の日本代表MF橋本拳人【写真:高橋学】
FC東京の日本代表MF橋本拳人【写真:高橋学】

2019年飛躍のきっかけとなったA代表デビュー戦「自分の特長をしっかり出せた」

 森保一監督率いる日本代表において、主力の大半は海外組が占める。そのなかで、国内組としてポジション争いに食い込んでいるのがFC東京のMF橋本拳人だ。A代表デビューを果たした2019年を経て、2020年は「いろんな意味で自分の壁を壊したい」と目標を掲げる。

 2016年からFC東京の主力としてプレーしてきた橋本。強靭なフィジカルを生かしたボール奪取とダイナミックな攻撃参加を武器に、2019年シーズンも最終節まで優勝争いを繰り広げたチームを牽引した。進境著しいボランチは、2019年を「サッカー人生の中で一番変化の多い1年でした」と振り返る。代表的な出来事の一つが、A代表デビューだった。

 2019年3月、MF守田英正(川崎フロンターレ)の負傷離脱に伴う追加招集でA代表に初選出。同26日の国際親善試合ボリビア戦(1-0)でボランチのスタメンとして起用され、代表デビューを飾った。その後カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦となる敵地ミャンマー戦でも先発出場すると、MF柴崎岳(デポルティボ)の相棒の座をMF遠藤航(シュツットガルト)と激しく争うなど、ここまで代表6キャップを刻んでいる。

 橋本に「印象に残っている試合」を問うと、デビュー戦となったボリビア戦を挙げる。

「追加招集だったので何かしらインパクトを残さないと、と思っていました。自分がどこまでやれるか不安があるなか、ボール奪取や球際のところで自分の特徴をしっかり出せた。いいアピールができて、それをきっかけに次も(代表に)呼んでもらうことができたので、ボリビア戦はすごく印象に残っています」

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