チェルシーの救世主はミラン本田の同僚FW!? 51億円で今冬の獲得に動くか

スペインとイングランドの地元紙がバッカ移籍の可能性を報じる

 今季低迷するチェルシーが、ACミランのFWカルロス・バッカに関心を示している。20節を終えてリーグ14位と不調の昨季王者は、後半戦の巻き返しに向けて3000万ポンド(約51億円)を用意してコロンビア代表ストライカーの獲得に動いているという。スペイン地元紙「エスタディオ・デポルティーボ」が報じている。

 ジョゼ・モウリーニョ前監督の後を継いだフース・ヒディンク監督も、ストライカー獲得の必要性を感じているという。今季のチェルシーは昨季20得点のFWジエゴ・コスタが6得点、ラダメル・ファルカオとロイク・レミーがそれぞれ1得点。昨季リーグMVPのMFエデン・アザールの不調も相まって、攻撃陣は迫力を欠いている。

 そこで目をつけたのが、日本代表FW本田圭佑と同僚のバッカだ。今季は初参戦のセリエA18試合で8得点を挙げており、ミランではレギュラーとして活躍している。チェルシーは高い決定力を誇るバッカに、前線の起爆剤としての期待を懸けているようだ。ミランは昨夏にUEFAヨーロッパリーグ連覇を果たした強豪セビージャからバッカを移籍金3000万ユーロ(約39億円)で獲得したが、チェルシーはそれを上回る50億円超の金額を用意する構えだ。

 英地元紙「デイリー・スター」でも移籍の噂が報じられた。スペイン人ジャーナリスト、ギジェム・バラゲ氏は「彼はプレミアリーグに行くというアイデアを気に入っている」と、移籍に前向きな意思があることを明かしていた。ミランのエースは、チェルシーの救世主として半年でクラブを去ることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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