南野同僚の18歳MF、主役の座を奪う鮮烈ミドル弾に海外称賛 「なんて軌道だ」

リバプール18歳MFジョーンズのミドル弾に海外称賛【写真:Getty Images】
リバプール18歳MFジョーンズのミドル弾に海外称賛【写真:Getty Images】

リバプール下部組織出身のジョーンズがペナルティーエリア外から決勝ミドル弾

 リバプールは現地時間5日に行われたFAカップ3回戦で、エバートンとの“マージーサイド・ダービー”に1-0で勝利した。1月1日付けで正式加入した日本代表MF南野拓実のデビュー戦となったなか、主役のスポットライトを奪ったのは下部組織出身の18歳だった。鮮烈なミドル弾は海外メディアで「なんて軌道だ」「センセーショナル」と称賛されている。

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 本拠地アンフィールドでのダービーマッチは、オーストリア1部ザルツブルクから加入した南野のデビュー戦として注目を集めたなか、主役となったのは18歳のU-19イングランド代表MFカーティス・ジョーンズだった。

 主力を温存したことで出番が巡ってきたジョーンズは、4-3-3システムの左インサイドハーフで出場。1トップで先発出場した南野が途中交代した後半25分直後だった。ペナルティーエリア手前左でベルギー代表FWディボック・オリギからパスを受けると、一瞬の隙を突いて右足を一閃。ゴール右隅に向かって一直線に飛んだボールは、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードの手の上を通過し、クロスバーをかすめてそのままゴールネットに突き刺さった。

 本拠地アンフィールドを騒然とさせた一撃は、海外メディアでも大きく取り上げられている。英公共放送「BBC」は「ワンダーゴール」と見出しを打ち、「リバプールのヤングスター、カーティス・ジョーンズはマージーサイド・ダービーで1-0の勝利を呼ぶ壮大なゴールを決めた」と称賛。衛星放送「ビーイン・スポーツ」フランス版公式ツイッターが「なんて軌道だ」と綴れば、ポルトガル紙「A Bola」も「センセーショナルなゴール」と伝えた。

 英紙「ガーディアン」によれば、ジョーンズは「多くのことを夢見ているが、これは夢を超えている。自分の感情を表現できないよ。このチームにはワールドクラスの選手がいるけど、自分もできることを示せたと思う」と試合後に語り、本人にとっても想像以上の結果だったようだ。

 エバートン戦では1トップ起用だった南野だが、英メディアではオプションとしてインサイドハーフ起用も可能性が指摘されており、そうなればジョーンズはライバルの1人となる存在だ。鮮烈なインパクトを残した18歳の活躍も日本人アタッカーの今後を占ううえで大きなファクターになりそうだ。

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