「青森山田を倒すために…」 劇的弾の昌平、初の選手権“8強”で因縁の王者と激突へ

第98回全国高校サッカー選手権大会のベスト8が出揃った【画像:Football ZONE web】
第98回全国高校サッカー選手権大会のベスト8が出揃った【画像:Football ZONE web】

藤島監督はかつて青森山田中で柴崎らを指導 篠田は青森山田に憧れ高校サッカーへ

 小学校時代の篠田は、埼玉・レジスタFCで第39回全日本少年大会を制している。決勝で鹿島アントラーズジュニアに2-0で快勝し、後半アディショナルタイムにダメ押しの2点目を決めている。「でも同点のアディショナルタイムに得点し、自分のゴールで勝ったのは初めて。監督とパスを出してくれた大竹さんに感謝したい」と謙虚に話した。

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 準々決勝では、連覇を狙う青森山田(青森)と対戦する。藤島監督はかつて青森山田中学で、監督として日本代表MF柴崎岳(デポルティボ)を指導し、高校ではコーチを務めていた。

 篠田は青森山田の初優勝を見て高校サッカーに憧れたが、「青森山田に入るより、青森山田を倒すために昌平を選んだ」とはっきり言った。18年インターハイ2回戦では4-2と勝利しており、昌平は公式戦でまだ青森山田に負けていない。埼玉県勢としても38大会ぶりの選手権制覇へ向けて、第一関門となる注目の一戦だ。

(河野 正 / Tadashi Kawano)



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河野 正

1960年生まれ、埼玉県出身。埼玉新聞運動部で日本リーグの三菱時代から浦和レッズを担当。2007年にフリーランスとなり、主に埼玉県内のサッカーを中心に取材。主な著書に『浦和レッズ赤き激闘の記憶』(河出書房新社)『山田暢久火の玉ボーイ』(ベースボール・マガジン社)『浦和レッズ不滅の名語録』(朝日新聞出版)などがある。

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