香川の兄貴分がトルコ移籍半年でドイツに復帰 低迷するシュツットガルトの救世主に

背番号は「15」に決定

 シュツットガルトは、トルコのガラタサライから元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツを獲得したと発表した。背番号は「15」に決定。すでに、トルコのべレクで行われているクラブの冬季合宿に合流している。

 昨季まで日本代表MF香川真司と同僚だったグロスクロイツは、夏の移籍市場でガラタサライ移籍を決断。しかし、最終日で決まった移籍手続きの際に必要書類の提出が48秒遅れたとして、公式戦への出場が認められていなかった。トルコでは練習のみで調整を続けており、この1月から試合出場が可能となるが、ホームシックに悩まされていた同選手は わずか半年での母国復帰を選択した。

 グロスクロイツはクラブを通じて声明を発表。「ブンデスリーガは世界最高のリーグ。VfB(シュツットガルト)でプレーし、彼らの目標達成の助けになる時が、今から待ちきれない」と半年ぶりのブンデスでのプレーに胸を踊らせている。

 シュツットガルトは前半戦を勝ち点15の15位で折り返した。最下位ホッヘンハイムとの勝ち点差はわずかに2。昇降格プレーオフ圏内の16位ブレーメンとは同勝点と苦しい戦いが続く。最終ラインからFWまでをそつなくこなす万能型のグロスクロイツは、2010-11、11-12シーズンにドルトムントでリーグ連覇に貢献するなど、ブンデス通算176試合出場を誇る経験豊富なプレーヤー。香川が14年にマンチェスター・ユナイテッドから復帰 した際には、電話で説得するなど兄貴分としても知られている。グロスクロイツは、後半戦に巻き返しを図るシュツットガルトのカギを握る存在となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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