チェルシーに衝撃、アザールが来夏の移籍を決断 レアルとPSGが移籍金86億円超えの争奪戦へ

ジダン監督も愛情を公言

 チェルシーに衝撃のニュースが飛び込んできた。背番号「10」を背負うベルギー代表MFエデン・アザールが、来夏の移籍を決断し、それに伴ってレアル・マドリードとパリ・サンジェルマン(PSG)による争奪戦が繰り広げられそうだ。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 アザールは、昨季二冠を達成したチェルシーで圧倒的な活躍を披露した。リーグMVP、記者協会MVP、選手協会MVPと個人三冠を達成するなど、充実のシーズンを送った。

 しかし、迎えた今季は開幕から精彩を欠き、チームの不調と足並みをそろえるように、パフォーマン スが低下。ここまで公式戦27試合に出場しながら、いまだノーゴール。ジョゼ・モウリーニョ前監督との不仲も伝えられるなど、キャリア始まって以来の苦境に立たされている。

 リポートによれば、アザールはすでにチェルシーからの移籍を決断。新天地候補はジネディーヌ・ジダン監督が就任したレアル、そしてフランス王者のPSGの2クラブになりそうだという。ジダン監督は以前から「リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの後に続くのはアザールだ。彼は私のお気に入り。彼のプレーを見るのは壮観だ」と、このベルギー代表への愛情を公言している。レアルが誇るロナウド、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマの強力3トップ「BBC」らとの攻撃ユニット形成の可能性が浮上している。

 その一方で、フランス行きの可能性も有力視されている。チェルシーとPSGと言えば、14年夏にブラジル代表DFダビド・ルイスの大型移籍が成立していた。現時点でPSGは4500万ポンド(約78億円)でアザール獲得を目指しているようだが、ルイスの移籍金が5000万ポンド(約86億円)だったこともあり、チェルシーはエースの放出にはこれを上回るオファーを要求すると見られている。アザールは15年2月に新たな5年契約にサインしたばかりだった

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング