絶不調のマンUが求める救世主 ドルトムントに期限移籍中のヤヌザイ復帰へ
ホームゲームでわずか15得点の低調な攻撃陣
マンチェスター・ユナイテッドは、ドルトムントに1年間の期限付き移籍中のベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイについて、1月中の復帰のための交渉を行っていることが分かった。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」や「BBC」などが一斉に報じている。
今季攻撃陣が、不調のマンUはそのテコ入れとして、ヤヌザイに救世主としての期待を懸けているようだ。ルイス・ファン・ハール監督も、ローン期間を短縮しての早期復帰を望んでいたと報じられていた。昨年12月28日のチェルシー戦では、ヤヌザイがオールド・トラッフォードで試合を観戦して いる姿をリポートされ、復帰騒動が加熱していた。
すでにドルトムントと、マンUの両クラブは復帰に向けた話し合い中だという。出場機会を求めてドイツへと渡った若きレフティーだが、ここまで公式戦12試合に出場し得点は0。リーグ戦では出場6試合が全て途中出場で、12月10日のUEFAヨーロッパリーグ、PAOK戦以降は出番も与えられていない。その一方、ドルトムント加入前の昨年8月には、マンUで4試合に出場し、アストン・ビラ戦では貴重な決勝ゴールを奪っていた。
マンUは今季、ホームゲームでわずか15得点と、イングランドのプロリーグ所属全92チームで最低の成績をたたき出すなど、攻撃陣が軒並み絶不調の状態。切れ味鋭いドリブルで相手DFを切り裂く20歳のベルギー代表には、救世主として の活躍が期待されるだろう。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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