ジダン新監督がベイル慰留に早速動く 「彼は変わらぬ愛情を私から受ける」

初練習に観衆6000人 激震続きのレアルに平穏を取り戻せるか

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン新監督が、ラファエル・ベニテス監督の更迭にショックを受け、移籍を検討していると報じられたウェールズ代表FWギャレス・ベイルの慰留に早速動いた。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

「私はラファ・ベニテスの退任でギャレスが動揺しているかもしれないことに理解を示している。彼にとって重要な監督だったからね。だが、彼はラファと変わらぬ愛情を、私から受けることになるだろう」

 新監督は5日午前、6000人の観衆が集まった新体制での初練習後、英メディアなどで移籍報道の飛び交うスピードスターの慰留に努める方針を明らかにした。カルロ・アンチェロッティ前監督のアシスタントコーチも務めたジダン氏は、選手との溝も伝えられたベニテス前政権と一線を画す方針を打ち出している。

「監督は選手と近い存在でないといけない。それが最も重要なことだ。全員との良好な関係だ。選手には、私はすごく満足していると伝えている。新しい冒険が始まった。選手と毎日働くことが基本となる。全選手が重要になる。ピッチで選手に喜びを与えたい」

 現役時代に天才的なゲームメークを披露した新監督は、エゴの渦巻く”白い巨人”のドレッシングルームを掌握することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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