クロップ監督、クラブ世界一の“地位向上”に意欲 「見られ方を変えたいと思う」

リバプールのクロップ監督がクラブ世界一に意欲をみせた【写真:AP】
リバプールのクロップ監督がクラブ世界一に意欲をみせた【写真:AP】

欧州でのクラブW杯への関心の低さに持論「他のファンのほとんどは気にしていない」

 リバプールは現地時間21日、カタールで開催されているFIFAクラブワールドカップ(W杯)で南米王者フラメンゴ(ブラジル)と対戦する。今大会に参戦するとともにリーグカップとの過密日程による“2チーム並行参戦”や日本代表MF南野拓実の加入が決まるなど、ピッチ以外の部分で注目が集まっているが、チームを預かるユルゲン・クロップ監督は「クラブ世界一」の地位向上に意欲を燃やしているようだ。

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 準決勝のモンテレイ(北中米カリブ海代表/メキシコ)戦は後半終了間際にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの勝ち越しゴールで勝利する薄氷の展開で勝ち上がったレッズ。前身のトヨタカップで38年前に対戦し、敗戦したフラメンゴとの“因縁対決”となるが、クロップ監督はこのように語っている。

「彼らは勝つために分かりやすい順序でここにきて、ヒーローとしてホームに帰ろうと目論んでいる。我々はホームではカラバオカップをプレーするように言われていた。それは大きな違いだ」

 プレミアリーグやFAカップに加えてリーグカップも戦うことで超過密日程を余儀なくされ、クラブW杯でトップチーム、同タイミングで行われたリーグカップは23歳以下の選手中心に臨まざるをえなかった。その状況について、世界が誇る名将はこのようにも話している。

「ヨーロッパでの(クラブW杯の価値に対する)見方は、世界の他の地域とは異なるものだ。だけど、その見られ方を変えたいと思うよ。リバプールのファンは我々に勝ってほしいと願っている。他のファンのほとんどは気にしていないと思うけどね」

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグなど、毎週のように世界屈指の選手が集まる舞台があるからこそ、ヨーロッパでのクラブW杯の注目度は少々落ちるのかもしれない。しかし、クロップ監督は熱いサッカーを見せることで、その評価を変えて見せようと思っているはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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