リバプール移籍の南野拓実、ザルツブルクへ“惜別”の言葉 「行くだけでは何もない」
ザルツブルクがリバプール移籍の南野拓実に別れの言葉 「大成功を祈る」
日本代表MF南野拓実が所属するザルツブルクは19日、公式サイトで日本人アタッカーがリバプールに移籍することを告げ、「大成功を祈る」と別れの言葉を送っている。また、南野もインタビューに応え、ファンに対して「悲しいけどありがとう、ダンケシェーンってことを伝えたい」と、ザルツブルクのファンに感謝の気持ちを伝えている。
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南野はリバプールと契約し、来年1月からイングランドの地に渡ることになった。2015年1月に加入し、6季を過ごしたザルツブルクは、公式サイトで、「ザルツブルクに来た5年後に我らが日本人アタッカーは、ヨーロッパ王者のクラブに入団する」と見出しを立てて、南野の移籍を伝えている。そして、「クラブ初となるプレミアリーグのタイトル獲得を手伝うことになる。我々は彼の大成功を祈る」と、別れの言葉が送られた。
クラブ公式のインタビューを受けた南野は、流ちょうなドイツ語と日本語でザルツブルク入団からこれまでの思い出を振り返り「寂しい」気持ちを吐露。そのなかで、新しいチームへの移籍に向けた意気込みも語っている。
「自分が子供の頃に夢見ていたようなチームに行けるというのはうれしいですけど、行って何かを残さないといけない。行くだけでは何もないというか、行って何かを成し遂げたいなと今は思っているので、うれしい気持ちもあるけど、やってやるぞという気持ちのほうが今は強いですね」
ザルツブルクで挙げた実績と同様に、リバプールの街でも何かを成し遂げようと力がみなぎっているようだった。そして、ザルツブルクのファンに対して感謝の気持ちを語っている。
「ファンたちが常に僕たちの背中を押してくれたというか、支えてくれた存在でした。悲しいけどありがとう、ダンケシェーンってことを伝えたいと思います」
最後にザルツブルクについて、「一生忘れない場所というか、一生覚えている僕の心にあるチーム。そして、街ですね」と締めくくった。流ちょうなドイツ語を披露した南野は、リバプールのドイツ人指揮官、ユルゲン・クロップ監督とのコミュニケーションも問題ないだろう。チームや街は変わるが、南野はザルツブルクでやってきたことと同じようにリバプールでも成長し続けるはずだ。