「ボス、南野」 リバプール公式が追い詰められたCLの豪快な“稲妻ボレー弾”に再脚光
CLグループステージ第2節で対戦、アンフィールドで1ゴール1アシストの活躍
リバプールは19日、ザルツブルクの日本代表MF南野拓実と2020年1月1日からの加入で合意に達したと発表した。今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の対戦で活躍したことで、一気に移籍が実現。クラブ史上初めての日本人選手の加入で、公式ツイッターでは南野から浴びた“豪快ボレー弾”に再脚光を当てている。
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10月2日に行われたCLグループステージ第2節(3-4)。欧州王者リバプールの本拠地アンフィールドに乗り込んだザルツブルクは前半9分、25分、36分と立て続けに失点を喫する厳しい展開に。しかし、前半39分に1点を返して迎えた後半11分、左サイドからのクロスを南野が鮮やかなダイレクトボレーでゴール左に叩き込んだ。その瞬間、リバプールのユルゲン・クロップ監督は思わず苦笑いを浮かべ、表情にも注目が集まった。
さらに直後の同15分には、右サイドを突破した南野がFWエルリング・ブラウト・ホランドの同点弾をアシスト。惜しくも敗れたが1ゴール1アシストの大活躍を見せ、リターンマッチとなった現地時間12月10日の第6節(0-2)でも、縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめた。
この活躍を機に、英国内ではリバプールが移籍金設定額の725万ポンド(約10億4000万円)を支払って南野の獲得に乗り出すニュースが一斉に飛び交っていたが、ついにクラブ公式サイトで南野の来年1月1日付での加入が正式に発表されることになった。
リバプールにとっては“脅威”となっていた南野。公式ツイッターではCL第2戦での南野のプレー動画とともに「ボス、南野」と投稿。クロップ監督の苦笑いもしっかりと映されていた。オーストリア1部ザルツブルクに在籍して6シーズン。日本代表としても飛躍を遂げる南野が欧州王者の一員となった。