リバプール、薄氷の“クラブ世界一”王手 クロップ監督が劇的勝利に感謝した選手は?

モンテレイ戦で指揮を執るリバプールのクロップ監督【写真:Getty Images】
モンテレイ戦で指揮を執るリバプールのクロップ監督【写真:Getty Images】

クラブW杯でモンテレイに苦戦、後半ATのフィルミーノ弾で辛くも2-1勝利

 欧州王者リバプールは現地時間18日、カタールで開催されているFIFAクラブワールドカップ(W杯)初戦となるモンテレイ(北中米カリブ海王者/メキシコ)戦に臨み、2-1で勝利して決勝進出を決めた。後半アディショナルタイムにブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが決勝ゴールを挙げる薄氷の展開のなか、ユルゲン・クロップ監督はビートルズの名曲に引っかけて、ある選手を絶賛している。

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 過密日程のなかでクラブW杯に臨んでいるリバプールは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがこの日メンバーに入らず、本来は中盤のジョーダン・ヘンダーソンがセンターバックに入るシステムで試合を始めた。開始11分でエジプト代表FWモハメド・サラーの折り返しをMFナビ・ケイタが決めて先制点を奪ったものの、その3分後にモンテレイに同点ゴールを許す展開となった。

 1-1のまま推移したなか、クロップ監督は後半からベンチに控えさせていたセネガル代表FWサディオ・マネ、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、そしてフィルミーノを投入。そして後半アディショナルタイムに、アーノルドのグラウンダークロスに対してフィルミーノが合わせて辛くも勝ち越し、勝利をもぎ取った。

 中軸が仕事をするなかで、英公共放送「BBC」がマン・オブ・ザ・マッチに選んだのは、守護神のブラジル代表GKアリソンだった。後半5分に与えた直接FKではゴール左隅に飛んだ痛烈なシュートをはじき出すなど、最少失点でしのぎ切った。この活躍ぶりにクロップ監督も「オール・ユー・ニード・イズ・アリソン・ベッカー、アリソン・ベッカーだ! 彼は決定的な瞬間にいてくれたよ」と、ビートルズの名曲「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ」に引っかけたコメントで感謝しきりだった。

 1月の加入が濃厚で、メディカルチェックの段階に入ったとされる日本代表MF南野拓実のニュースとともに、守護神の力でつかみとったクラブ世界一への王手は、リバプールファンをさらに熱くさせることは間違いない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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