韓国戦で日本ファンが“粋な計らい” 現地メディア感銘「国籍を越えた」「日韓は一つ」

かつて横浜FMや柏でプレーしたユ・サンチョル監督、11月に膵癌を公表

 ユ・サンチョル氏はかつて横浜F・マリノス、柏レイソルでプレー。J1リーグで通算113試合44得点と決定力の高さを見せつけた一方、FWからDFまでこなすオールラウンダーとして活躍し、横浜FM時代にはリーグ優勝を経験した。また、韓国代表としても122試合に出場して、日韓ワールドカップではベスト4に貢献している。

 日本と韓国の両方で結果を残したレジェンドは指揮官となり、今年5月に仁川ユナイテッドFCの監督に就任。しかし、11月にステージ4の膵癌であることを公表し、闘病している。

 記事では「ユ・サンチョル監督を思う心、釜山で日韓は一つだった」との見出しを立てつつ、垂れ幕に関して「膵癌克服を願う日本のファンの声援であり、心配だった」と指摘。そのうえで「国籍を越えた応援に人間味があった」と総括している。

 ピッチ上では激しい攻防が繰り広げられたが、日本ファンの行動に韓国メディアも感銘を受けたようだ。

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