南野は「“日本のネイマール”よりも…」 リバプールで託される“任務”を英メディア指摘

ザルツブルクの日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

リバプール加入に迫る南野 「ララーナとフィルミーノのスタイルに類似している」

 ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間12日、リバプールへの移籍で合意に至ったことが英国内でこぞって報じられているが、英メディアは南野について「“日本のネイマール”よりも“ミニ・フィルミーノ”?」と見出しを打って報じ、南野のプレースタイルの変化とリバプールで求められる任務について取り上げている。

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 ザルツブルクで6シーズン目を迎えている南野だが、世界を驚かせたのはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節の敵地リバプール戦(3-4)だった。要塞アンフィールドで豪快なボレー弾を叩き込み、1ゴール1アシストの大活躍を披露。リターンマッチとなった現地時間10日の第6節(0-2)でも、縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめていた。

 英紙「インディペンデント」はリバプールが違約金の設定額である725万ポンド(約10億4000万円)を支払うことで南野獲得の合意に至ったと報じ、英国内では一気に加入のニュースが飛び交った。そんななか、英サッカー専門メディア「Squawka」は「“日本のネイマール”よりも“ミニ・フィルミーノ”? リバプールは南野に何を期待すべきなのか?」と見出しを打ち、リバプールが南野獲得に迫る理由について取り上げている。

「数年前の南野はポジション柄、個の力で打開する意識を徹底しており、“日本のネイマール”というニックネームを授けられていた」と指摘した一方、「2シーズン前から、2016-17シーズンのララーナと昨季のフィルミーノのスタイルに類似している」と説明している。

 インサイドハーフを主戦場とする元イングランド代表MFアダム・ララーナは攻守にわたり縦横無尽にハードワークする“リンクマン”の役割を担う一方、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは“偽9番”のポジションで不動の地位を築く最前線のプレーメーカーだ。南野が加入した際には、両選手のタスクを託される可能性が高いのかもしれない。

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