ザンクトパウリ宮市、27歳の誕生日をブンデス公式も“歓喜の復活ゴール映像”で祝福

ザンクト・パウリの元日本代表MF宮市亮【写真:Getty Images】
ザンクト・パウリの元日本代表MF宮市亮【写真:Getty Images】

両膝の前十字靱帯断裂など大怪我を乗り越えて今季完全復活

 ドイツ2部ザンクトパウリの日本代表FW宮市亮は、12月14日に27歳の誕生日を迎えた。高校卒業後に名門アーセナルと契約し、オランダの地で18歳でプロデビューを果たした快足アタッカーも、度重なる怪我を乗り越えて今季は順調なシーズンを過ごしている。ブンデスリーガ公式ツイッター日本語版は、昨季1年4カ月ぶりの公式戦で決めた歓喜の復活弾とともに祝福している。

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 宮市は中京大中京高在学中の2010年12月にイングランドの名門アーセナルと契約。その後は期限付きでフェイエノールトに移籍するなど順風満帆なキャリアを積み重ねると思われていたが、期限付き移籍を繰り返すなかで、両膝の前十字靭帯を断裂するなど大怪我に苦しんできた。それでも、負傷を乗り越えて復帰。今季はここまでリーグ戦全17試合に出場中と“完全復活”を遂げた。

 そんななか宮市は12月14日、27歳の誕生日を迎えた。2018年までの同僚FWアジズ・ブハドゥズ(アル・バーティンFC)やザンクトパウリが公式SNSで祝福する一方、ブンデスリーガ公式ツイッター日本語版も「本日12月14日は#ザンクトパウリに所属する宮市亮選手の27歳の誕生日です」と綴り、一本の動画を投稿した。

「昨年9月21日、ケガを乗り越えて1年4カ月ぶりに公式戦のピッチに立った宮市選手 その復帰戦で決めたゴールをご覧ください」

 2018年9月21日に行われたリーグ第6節インゴルシュタット戦(1-0)、宮市は1年4カ月ぶりに公式戦復帰。後半25分から途中出場でピッチに立ち右サイドに入ると、同37分にドイツ人MFエルジン・ゼヒールのロングボールに抜け出し、飛び出してきた相手GKの隙を突いてバウンドしたボールを頭で合わせ、無人のゴールに流し込む。公式戦でのゴールは、2016年5月15日のカイザースラウテルン戦で2得点を挙げて以来、実に2年4カ月ぶり。「おとぎ話みたい」と自ら語った復活劇に、豪快なガッツポーズを決めて歓喜する姿も収められている。

 苦難を乗り越え、充実の時を過ごす宮市。27歳の一年でどのような活躍を見せてくれるか期待は膨らむ。

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