元祖“ワンダーボーイ”が苦悩告白 20歳まで世界最高…23歳で下降線「そこから衰え」

リバプール時代のオーウェン氏【写真:Getty Images】
リバプール時代のオーウェン氏【写真:Getty Images】

元イングランド代表FWオーウェン氏が現役時代を回想

 元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏が現役時代を振り返り、23歳の時にはすでにキャリアが下降線を辿っていたと苦悩を明かしている。英紙「インディペンデント」が報じた。

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 オーウェン氏はリバプールの生え抜き選手として1996年に17歳でプロ契約し、トップチームデビュー。2年目の1997-98シーズンと翌98-99シーズンにいずれも18得点を挙げてプレミアリーグ得点王を獲得した。

 イングランド代表にも18歳でデビューするなど飛ぶ鳥を落とす勢いで台頭。1998年のフランス・ワールドカップにも出場し、決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦で決めた独走ドリブルからのゴールは今もサッカーファンの間で語り草だ。

 2001年にはバロンドールも獲得するなど若くして成功を収めたオーウェン氏だが、多くの怪我に悩まされていたことでも知られている。インタビューでは10代から20代前半でキャリアのピークを迎えてしまったと振り返った。

「20歳までなら、私はその年代で世界最高の選手の1人だった。その期間はしばらく続いていたが、怪我でスローダウンすることになった。おそらく23歳の頃には下降線を辿っていた。ハムストリングを負傷し、それが治らずに評価を落とした。それが19歳の時で、バロンドールを受賞したのが21歳だ。僕のベストは17歳か18歳か19歳の時で、21歳、22歳くらいまでは良かったが、そこからは衰えていった」

 オーウェン氏は2004年にリバプールからレアル・マドリードへ移籍したが、わずか1年で退団。その後ニューカッスやマンチェスター・ユナイテッド、ストークなどでプレーしたが、デビュー当時のインパクトを上回るような活躍を見せることはできないまま、2013年に33歳で現役引退した。

 “ワンダーボーイ”ともてはやされたオーウェン氏だが、その才能はあまりにも早熟で、キャリアの晩年は苦悩との戦いだったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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