森保ジャパン代表デビューの12選手、海外組主体の既存戦力への“脅威度”は?

日本代表の相馬勇紀【写真:Getty Images】
日本代表の相馬勇紀【写真:Getty Images】

中盤では田中碧と森島が出色の出来 課題を自覚する仲川の挽回にも期待

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■田中駿汰(大阪体育大)=★★☆
 3バックの中央として香港戦に先発出場し、後半途中からはボランチに移った。堅実なプレーを見せつつ、後半には前線に鋭いパスも供給。試合中のポジション変更にも柔軟に対応しており、プロ入り後の活躍によってはさらに重要な存在になる可能性もあるだろう。

■遠藤渓太(横浜F・マリノス)=★★☆
 横浜FMではウイングながら、今大会では左ウイングバックを担当。中国戦では森島らとともに攻撃を牽引した。高評価としたいところだが、本来はより攻撃的なポジションであることを考えれば、直接的な結果も欲しい。期待値も込めて二つ星としている。

■田中 碧(川崎フロンターレ)=★★★
 互いによく知る大島僚太とのコンビというアドバンテージはあったものの、香港戦では気の利いたポジショニングと正確なパスワークで攻撃を演出。ゲームメーカータイプのボランチはA代表でも貴重なだけに、気は早いが次回の代表活動でも見たい選手だ。

■仲川輝人(横浜F・マリノス)=★☆☆
 今季のJリーグMVPは香港戦で代表デビュー。シャドーに求められる役割をこなし、黒子としてのプレーが増えただけに、現時点でのアピール度はやや低めだが、本人もそうした点は自覚しているだけに、韓国戦で出番が巡ってくれば評価が覆る可能性は大いにある。

■森島 司(サンフレッチェ広島)=★★★
 中国戦では攻撃のキーマンとなり、遠藤との連係で左サイドを制圧。システムの利点を活かした抜け出しからアシストも記録しており、アピールに成功している1人だ。今後も3-4-2-1を継続的に採用していくのであれば、“お手本”としての役割も期待できる。

■相馬勇紀(鹿島アントラーズ)=★★☆
 中国戦の終盤でデビューし、香港戦では先発。右ウイングバックとして仲川の作ったスペースを有効活用し、何回も深い位置までえぐっている。フィニッシュの局面で合わない場面が目立ったものの、「もう一度見たい」と思わせるには十分なプレーだった。

(デビュー済み)
大島僚太(川崎フロンターレ)
井手口陽介(ガンバ大阪)
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
橋本拳人(FC東京)

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