バルサ、“安定感”欠く守備陣をスペイン紙が指摘 久保建英のマジョルカ戦で2失点
15試合で18失点…18日にはレアルとのクラシコを控える
バルセロナは現地時間7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節マジョルカ戦で5-2の大勝を飾った。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのハットトリック、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの曲芸のようなヒールショットなど攻撃力が爆発した印象が強いが、スペイン紙「マルカ」は2失点した守備陣に懸念を示している。
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マジョルカ戦、バルサはドイツ代表GKマルク・テア=シュテーゲンのロングフィードがそのままフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに届き、グリーズマンが先制ゴールを挙げ、ゴールラッシュの幕開けとなった。足元の技術にも長けた守護神がアシストを記録するのはバルサらしいといえるが、守備全体で見るとやや心もとない数字が残っている。
バルサは今季15試合で18失点。ボールポゼッションを高めながらも失点数が少ないのもチームの持ち味だったが、今季はすでに5試合で2失点以上を喫している。またリーガでのクリーンシートはヘタフェ戦、セビージャ戦、アトレチコ・マドリード戦の3度しかなく、守備の安定感が保てていない。
この日も序盤に日本代表MF久保建英の際どいクロスで肝を冷やすと、FWアンテ・プディミルに2得点を許した。今季ビッグセーブを何度も見せてきたテア=シュテーゲンも2失点目の場面ではクロスボールの目測を一瞬誤るシーンもあった。
攻撃に目を移すとリーガ最多の41ゴールと、バルサは相変わらずの破壊力を見せている。ただし、18日に控える宿敵レアル・マドリードとのエル・クラシコまでに守備を整備できるかどうかは、大一番に向けての大きな課題となりそうだ。