プレミア前半戦を”想定外”の2位で折り返したレスター監督 「誰も優勝したくないのか?」

「このリーグは狂気の沙汰だ」と語ったラニエリ監督

 レスター・シティは29日、本拠地でのマンチェスター・シティ戦をスコアレスドローで終え、得失点差で首位の座をアーセナルに明け渡した。試合後、クラウディオ・ラニエリ監督は、昨季2部への降格危機に喘いでいたレスターが首位争いを演じている状況を「狂気の沙汰」と語っている。

 前節26日のリバプール戦に0-1で敗れたレスター。連敗ストップを期した一戦で、日本代表FW岡崎慎司に出番は巡ってこなかった。強豪と互角に戦いながらも、勝ち点3に遠かった試合後、”修理人”と呼ばれる指揮官は衛星放送「BTスポーツ」に、昨季降格危機と戦ったレスターがリーグ前半戦を2位で折り返す現実について、次のように語っている。

「このリーグはかなりの狂気の沙汰だ。ビッグチームは高いレベルに留まらなければいけないが、誰もリーグ優勝したくないのではないのか、と思うことが時々ある。すごく変なリーグだ」

 昨季王者チェルシーは降格危機に瀕し、ジョゼ・モウリーニョ監督を解任した。マンチェスター・ユナイテッドも公式戦8試合連続で勝利がなく、ルイス・ファン・ハール監督の去就問題は大きなトピックとなっている。リバプールも今季途中に監督交代を行い、ユルゲン・クロップ監督の下でチーム改革の過渡期にある。

 

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