ジダン監督、ユナイテッドMFポグバ獲りに執念 クラブ側は移籍金150億円に二の足か
ポグバは公式戦5試合の出場にとどまり、ユナイテッドに対してプレッシャーをかける
レアル・マドリードは序盤戦こそ勝ち点を取りこぼす試合があったものの、ここにきてチームが固まり宿敵バルセロナとの首位争いを繰り広げている。そのなかでもジネディーヌ・ジダン監督は選手補強に余念がなく、かねてよりリクエストしているマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバ獲得に意欲を燃やし続けているとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
同紙によると、ジダン監督がサンティアゴ・ソラーリ前監督の後を受けて今年3月に本拠地サンチャゴ・ベルナベウのテクニカルエリアに戻った際、「唯一の要求」としたのが、ポグバ獲得だった。その執念は尽きておらず、10月にドバイの地でジダンと会う機会があったというポグバは移籍交渉への関心を明確に受けたとのこと。夏の移籍市場でも噂が立っていたが、ポグバは現在ユナイテッドに対してプレッシャーをかけ続けているという。
実際、ユナイテッドにおいてポグバの立場は微妙だ。足首の負傷によって離脱したこともあって、ここまで5試合出場にとどまっている一方で、怪我自体を疑う声が挙がっているとの報道も出るなど、双方が疑心暗鬼の状態となっている。ユナイテッドの契約は2021年限りで終えることもあり、ポグバが契約延長を拒否すれば、レアルは移籍金ゼロでポグバを手に入れる可能性も出てきている。
ただし、レアルの現布陣で見ると、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが台頭し、レアル・ソシエダに期限付き移籍中のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールも急成長。それだけに1億2000万ユーロ(約150億円)もの移籍金が想定されるポグバ獲得にクラブ側は二の足を踏む可能性がある。
レアルとジダン、ユナイテッドとポグバそれぞれの意向があるなかで、冬の移籍市場に向けて再び注目を集めることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)