元英代表FW、ユングベリ暫定監督の起用に苦言 「適切なタイミングではない」

アーセナルのユングベリ監督に苦言が寄せられている【写真:Getty Images】
アーセナルのユングベリ監督に苦言が寄せられている【写真:Getty Images】

サットン氏は「それはファンタジー(空想)だ」とトップ4入りを疑問視

 プレミアリーグで8位のアーセナルは成績不振からウナイ・エメリ前監督を解任し、アシスタントコーチを務めていたフレドリック・ユングベリ氏を暫定監督に任命した。しかし、トップチームで初指揮となる元スウェーデン代表MFの監督就任に関しては「適切なタイミングだとは思えない」などと厳しい見方があるようだ。英公共放送「BBC」が報じた。

 長期政権を築いたアーセン・ベンゲル元監督の退任を受けて2018年夏にアーセナルの監督に就任したエメリ監督だったが、わずか1年半でその役目を終えた。トップ4返り咲きの期待は大きかったが、今季は14試合を終えて8位(4勝7分3敗)。首位リバプールとは21ポイント、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位チェルシーとも7ポイント差と上位陣から遅れを取ってしまい、現地時間11月29日にエメリ前監督の退任が発表された。

 その後、エメリ体制でアシスタントコーチを務めていたユングベリ氏が暫定監督に任命された。初陣となった1日のノーリッジ戦は2-2のドローと復調の気配はなく、このタイミングでトップチームでの指揮が初めてとなるユングベリ氏の登用を疑問視する声も浮上。英公共放送「BBC」の解説陣はユングベリ体制となったアーセナルに厳しい視線を送っている。

 元イングランド代表FWクリス・サットン氏は「フレディ(ユングベリ)はトップ4に入ることを100%確信していると言っていたが、何に基づいてのことなんだ? それはファンタジー(空想)だ」と断言。「彼らはチーム作りのモデル、リクルートメントから帰る必要がある。夏にはニコラ・ぺぺを獲得したが、問題は守備にある」と課題を指摘している。

 チェルシーやアストン・ビラでプレーした元アイルランド代表MFアンディ・タウンゼント氏は「フレディが監督になる適切なタイミングだったとは思えない。このレベルでの経験が浅い人物を起用する適切なタイミングではない」と語り、アーセナルの人選に疑問を呈した。

 英メディアではアーセナルがレスター・シティのブレンダン・ロジャース監督招聘の噂が報じられていたが、当のロジャース監督は移籍に関心はないとも語っていた。就任早々逆風を浴びるユングベリ暫定監督だが、チームを危機から救い出すことはできるのか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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