イングランドのガラスの天才に悲報 骨折回復遅れで来夏の欧州選手権間に合わず!?

アーセナルMFウィルシャー 左足首骨折のリハビリ進まず

 アーセナルのイングランド代表MFジャック・ウィルシャーは9月に左足すねの亀裂骨折の手術を行った影響で長期離脱中だが、どうやら復帰が遅れており、2016年に開催される欧州選手権(EURO)への出場は厳しい状況となった。再三の負傷に苦しむガラスの天才は、またも大舞台へ参加で遠ざかっているようだ。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 イングランド代表のレフティーは、開幕前に左足腓骨の亀裂骨折で離脱。9月には復帰予定だったが、回復が思わしくなく、手術で再離脱が決まった。今季は未だ公式戦出場がない。
 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は「彼(ウィルシャー)は2月より前に戻ってくることはない。それは確かだろう。私は2月だと言ってきたが、今は正直分からない。彼を復帰させようとしているものの、経過はゆっくりだ」と、復帰が遅れていることを認めた。
 2月中に復帰を果たせたとしても、6月にフランスで開催されるEUROまでの時間はわずかで、トップフォームに戻るかは疑問が残る。イングランド代表のロイ・ホジソン監督はウィルシャーをレギュラー選手として重用していただけに、司令塔の不在に頭を悩ませている。
 ウィルシャーは2008年に16歳でトップチームデビュー。10年には18歳で代表デビューを飾るなど期待の逸材として注目を集めた。しかし、故障の多さが玉にキズで、度重なる離脱で大成にブレーキが掛かっている。12年の欧州選手権も負傷によりメンバーには選出されなかった。アーセナルにとってもコクラン、カソルラ、アルテタとボランチが故障で離脱中なだけにウィルシャーの回復の遅れはまさに悲報。14年ブラジルワールドカップでメンバー入りを果たしたガラスの司令塔は再び大舞台でプレーする望みが断たれてしまうのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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