久保建英は「チームで最も才能がある」 卓越した修正力をスペイン地元紙が絶賛

「タケは長いプレー時間の中で目立たない時間帯がある存在となっている」

 久保はリーガ初ゴールに辿り着くまでに10試合を擁した。その間、随所に輝くプレーを見せていたとはいえ、期待の大きさからすれば現地メディアから見ても満足できないものだっただろう。記事でも、「ここまで出してきたデータはどの面でも目を引くものではなかった」としている。ただし、それはすべてプレー時間(計609分)が「別の攻撃選手と比べて半分にすぎない」なかで残してきたものだ。

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「バルメジョン(朱色/マジョルカの愛称)の26番(久保)のレベルは疑問を挟むものがないが、ビセンテ・モレノが持つパズルには若いアタッカーが数多くいる。ここまで右サイドで位置を固めてきたが、そこにはシーズンで最も活躍しているダニ・ロドリゲスの存在がある。また、モレノにとって納得しきれていないのは守備面で手堅さを失う点。監督が最近語ったのは、1部リーグまで押し上げたブロックであり、戦術的に熟知している存在。たしかにそれでも久保はしっかりと準備をし、監督・コーチの戦術的な要求に応える姿勢を示してきた。

 直近2試合で、ビセンテ・モレノが抱えてきた離脱選手により先発メンバーを組む時にアジア人選手によるメリットがあったことは事実だ。(11月30日の)ベティス戦で監督が再びチームの灯台になった選手に先発の座を与えるかどうかは、今後の行方を占うことになる。はっきりしないのは、チームで最も輝きを放つ存在だとはいえ、最も粘りがない選手でもある。タケは長いプレー時間の中で目立たない時間帯がある存在となっている」

 記事では、久保の才能を称えつつもレギュラー奪取への課題も指摘している。世界最高峰のリーガ・エスパニョーラで研鑽を積むなか、18歳のレフティーは次なるステップに進むことができるだろうか。

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