澤有終の美 現役ラストマッチで決勝ゴール! 皇后杯優勝で花道飾る

新婚の夫が見守る中、豪快ヘディング弾

 現役ラストゲームを自らのゴールで飾った。27日の皇后杯決勝でINAC神戸のなでしこジャパンMF澤穂希は、0-0で迎えた後半33分にコーナーキックからヘディングでゴール。貴重な決勝点をもたらした。1−0でINACの勝利に貢献し、皇后杯優勝で華々しいキャリアの花道を飾った。INACは2大会ぶり5回目の同杯優勝となった。

 全体的に劣勢なゲーム展開の中で得た右コーナーキックのチャンスだった。MF川澄奈穂美がゴール前に直線的なボールを入れると、そこにマーカーを振り切って飛び込んできたのは澤だった。ポニーテールが揺れる豪快なヘディングシュートは新潟ゴールに突き刺さった。

 今年、澤はJ1仙台運営・広報部長の辻上裕章氏との結婚を発表していた。準決勝ではその仙台との“夫婦ダービー”を制し、決勝にコマを進めていた。試合後に、「決勝ではゴールを取りたい」と力強く宣言していたが、愛する夫がスタンドで見守る中、有言実行の決勝弾を決めた。

 2011年ドイツワールドカップ決勝アメリカ戦でもアクロバティックな同点弾を決めた。このゴールをきっかけに初の世界一の座を手にした。勝負所で自らゴールを決めてきた。15歳で日本代表デビューを果たした天才少女は37歳までなでしこジャパンを背中で牽引してきた。 衝撃の現役引退発表会見からわずか10日、20,379人の大観衆の前でレジェンド澤が華麗なラストダンスを舞った。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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