ドルトムントの破壊力はブンデス最強! 攻撃系データでリーグ1位の数字が並ぶ

得点数、決定機数、流れの中からのゴール数がリーグトップ

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが、2015-16シーズンの前半戦でリーグ最強の攻撃力を示している。ブンデスリーガ公式サイトが前半戦総括として特集した。

 昨シーズンの同時期は17位という降格危機に瀕していたドルトムントだが、トーマス・トゥヘル監督を招聘した今季は2位とV字回復を果たしている。

 特集では、トゥヘル監督の香川ら選手の起用法が浮上の鍵だと指摘している。「香川が新たな定位置である左インサイドハーフで躍動」と、クロップ体制ではトップ下に固定されることの多かった香川をやや下がり目の位置にシフトした。1860ミュンヘンから加入したボランチ、MFユリアン・バイグル、右サイドバックにコンバートされたDFマティアス・ギンターもそれぞれ活躍。前半戦終了時点でのゴール数は、リーグトップの47得点を記録している。

 ドルトムントは勝ち点38で現在2位。47得点という得点数と決定機の数はリーグトップ。シュート数277本とパス成功率84%、ボール支配率60%はリーグ2位と優れた成績を前半戦に収めた。セットプレー以外で流れの中で奪ったゴール数は41で、リーグ最高の数字となっている。

 前半戦のMVPは、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが選出されている。開幕8試合連続ゴールというリーグ記録を樹立した韋駄天FWは、今季すでに18ゴールを決めており、現時点でリーグ得点王だ。香川もリーグ戦15試合に先発し、4得点7アシストと活躍。圧倒的な攻撃力を示す好調のチームを牽引している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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