プレミア勢の青田買いの標的になるバルサ下部組織 資金難から移籍容認か
トットナムは20歳FW獲得に16億円を準備
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら名手を輩出してきたバルセロナの下部組織ラ・マシアがプレミア勢の青田買いの標的となっている。スペイン地元紙「AS」が報じている。
トットナムが1200万ユーロ(約16億円)の移籍金で、20歳の元U-19スペイン代表FWサンドロの獲得に4年半契約を準備。現在バルサ側が買い戻し条項を契約に組み込もうとしているため、12月2日の国王杯ビジャノベンセ戦でハットトリックを記録した新鋭の買取交渉は難航しているという。それでも、トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、サンドロの機動力と闘争心を高く評価し、獲得を熱望しているとレポートされている。
アーセナルは20歳のゲームメーカー、MFセルジ・サンペールの獲得に移籍金1000万ユーロ(約13億円)を提示している。スペイン代表MFサンティ・カソルラ、MFフランシス・コクランの故障離脱で、ボランチの補強が最優先事項となっているアーセナルは、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者と期待されるサンペールを獲得し、中盤の補強を進めようとしている。
これまでアーセナルは、現チェルシーのMFセスク・ファブレガス、DFエクトル・ベジェリンというバルサ下部組織出身の逸材を引き抜き、ワールドクラスのタレントに育て上げてきた。資金力に優れるプレミア勢も青田買い傾向にあり、現在イングランドではバルセロナ出身選手が数多く活躍している。
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