ストークを率いるマンUの英雄FW 解任危機のファン・ハールに「肩書きは無意味」
不振の古巣をホームで迎え撃つヒューズ監督
現役時代マンチェスター・ユナイテッドで活躍したストーク・シティのマーク・ヒューズ監督が、古巣で解任危機に直面しているルイス・ファン・ハール監督に対し、「肩書きは無意味」と監督業の厳しさを主張している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
「先週ジョゼが解任された際にも話したが、安全な人間など誰もいない。過去にどんな成績を残そうが関係ない。彼の業績は超一流だが、試合に勝たないといけない。彼はこの世界に長い間いる。結果と周囲の認識が良くないということになれば、プレッシャーにさらされるということを誰よりも分かっているはずだ。彼も分かっている。みんなそうだ」
昨季チェルシーをリーグとリーグカップの二冠に導いたジョゼ・モウリーニョ監督は、今季16位に低迷し、2部降格の危機が忍び寄るほどチーム状況が悪化したために解任されていた。成績と無関係に立場が保障されている監督など、どこにもいないとヒューズ監督は語っている。それはアヤックス、バルセロナ、AZ、バイエルンで国内タイトルを手にしてきたファン・ハール監督ですら同じだ。
ファン・ハール監督はユナイテッドで、就任2年の間に460億円の強化費を投入。今季は2シーズンぶりにUEFAチャンピオンズリーグに出場したが、プレミア勢唯一のグループステージ敗退の憂き目を見た。公式戦6試合勝利なしで、チームも5位に順位を下げている。罵声、批判と解任論がオールド・トラッフォードに渦巻いている。