ヴァーディ引き抜き阻止に全力 レスターが給与倍増の週給1400万円を提示
54億円を用意するチェルシーらビッグクラブが触手を伸ばす
レスターは今季ゴール量産中で、一躍時の人となっているイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディに対し、現在の倍額となる給与アップを盛り込んだ新オファーを提示して慰留に努める構えのようだ。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
ヴァーディは今季プレミアリーグ11試合連続得点をマークし、リーグ新記録を樹立。その活躍からチェルシーをはじめとした国内のクラブ、さらにはスペインの名門レアル・マドリードも獲得に関心を寄せていると伝えられるまでになった。28歳と遅咲きの苦労人ではあるが、チェルシーは3000万ポンド(約54億円)を用意しているとまで言われている。
だがレスターも、17試合15得点で得点ランクトップに立つエースを簡単に手放すはずがない。現在、週給4万ポンド(約720万円)というヴァーディに対し、倍増となる週給8万ポンド(約1440万円)と大幅な給与アップを行い、引き抜きを阻止する狙いだ。
ヴァーディはレスターとの契約を2018年まで結んでいる。そして16年に開催される欧州選手権出場を目指しており、本人はこの冬にリスクを冒して環境を変えることを望んでいないが、豊富な資金力を持つチェルシーらビッグクラブの接触に備える意図だという。
日本代表FW岡崎慎司も在籍し、17試合を終えてプレミアリーグ首位を走るレスター。絶対的エースに君臨するヴァーディの慰留に全力を尽くす構えだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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