クロップも認める”ジェラードロス” リバプールが苦しむ精神的支柱の抜けた穴

監督交代後も中位を抜け出せず

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、チームはいまだに前主将スティーブン・ジェラード(LAギャラクシー)退団による喪失感に包まれていると明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 ジェラードは2014-15シーズンをもってリバプールから移籍。米MLSのLAギャラクシーへと渡った。指揮官曰く、トップデビューから17年間”レッズ”一筋を貫き、700試合以上に出場してきた大黒柱の抜けた影響は、やはり相当なもののようだ。選手たちはいまだに精神的支柱が不在となった状況に適応しきれていないという。

「今いる選手たちは(ジェラードの)穴を埋めなくてはならない。とても重要なタスクだ。彼らはそれにトライしているが、まだ若い選手ばかりだ。これは言い訳ではない。我々の置かれた状況を説明しているだけだ」

 シーズン前にはジェラードに加え、イングランド代表FWラヒーム・スターリングもマンチェスター・シティへ放出するなど戦力の低下は明らかだった。FWクリスティアン・ベンテケ、MFジェームズ・ミルナーら大型補強を敢行したが、開幕8試合を終えて10位という成績不振からブレンダン・ロジャース前監督が解任された。後任にクロップ監督を招聘したことでチームのスタイルは一新されたが、17試合を終えて9位と劇的な変化がもたらされたとは言い難い。

 

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