チェルシーが狙うのは南米王者の指揮官? 来季新監督にチリ代表の名将が急浮上

サンパオリ招聘を巡って争奪戦に発展か

 リーグ戦で降格圏が迫るほどの不振に陥り、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任に踏み切った昨季プレミアリーグ王者のチェルシー。すでにフース・ヒディンク監督が今季の残り試合を指揮することが決まっているが、来季の監督人事も動きを見せているようだ。英紙「サン」が、次なるターゲットについて報じている。

 ロマン・アブラモビッチ会長のターゲットとして報じられたのは、チリ代表のホルヘ・サンパオリ監督だ。今夏に開催された南米選手権でチリを初優勝に導いた名将は、今年のFIFA最優秀監督賞の最終候補にも名を連ねている。1月4日にチリサッカー連盟は新会長が選挙によって選出されるため、その後に話し合いを持つことが予定されているという。

 当初の構想では、今季限りでバイエルン・ミュンヘンを退任するペップ・グアルディオラ監督がメインターゲットだったが、同じプレミアリーグのマンチェスター・シティ行きが濃厚となっている。そのため、チェルシー側は長期政権を任せるに足る人材として南米の名将に方針を転換したようだ。

 いずれにせよ、ブラジルのフラメンゴやイタリアのローマ、スペインのバレンシアなど各国の強豪クラブによる争奪戦が展開されるのは間違いなさそうな状況だという。かつてチリ代表を率い、世界屈指の戦術家である同胞のマルセロ・ビエルサ氏を崇拝しているサンパオリ監督は、ヨーロッパの強豪でその手腕を振るうことになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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