サラゴサ香川、決定機逃し無得点 スペイン紙も厳しい評価「好条件がそろっていたが…」

レアル・サラゴサMF香川真司はスタメン出場もチャンスを生かせず【写真:Getty Images】
レアル・サラゴサMF香川真司はスタメン出場もチャンスを生かせず【写真:Getty Images】

相手のミスに乗じた決定機はポスト直撃 チームも終了間際の失点で敗戦

 スペイン2部サラゴサのMF香川真司は現地時間16日に行われた第16節アルバセテ戦に先発出場したものの、後半に訪れた決定機を生かし切れずノーゴールで途中交代となった。試合も0-1で敗れたこともあって、香川への評価は厳しいものになっている。

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 試合はホームのサラゴサが押し気味に試合を進めるなかで、香川はキックオフ早々にポスト直撃のシュートを放つなど得点の匂いを感じさせた。スペイン紙「AS」も「サラゴサは悪魔のようなスピードでスタートした」と試合の入りは素晴らしかったことを明記している。前半をスコアレスで折り返すと、後半20分、香川にこの日最高のビッグチャンスが訪れた。

 相手DFアルバロ・ヒメネスのバックパスのミスを突いた香川は相手GKとの1対1を迎える。しかしGKを見極めて放った左足シュートはポストに嫌われてゴールネットを揺らすことができず。同27分に交代を命じられた香川は、表情に悔しさを滲ませた。

 ゴールが遠いサラゴサは後半42分にPKを獲得しながらもこれをMFイニゴ・エグアラスが失敗し先制できず、それどころかアディショナルタイムに痛恨の失点を許し、勝ち点1すら得られない最悪の結果となった。

「AS」は「サッカーはサラゴサにとって残酷な結末を用意した」と振り返るとともに、香川に対しては3つ星満点中で1つ星の評価にとどめた。また決定機のシーンについては「日本人アタッカーにとってすべての好条件がそろっていたが、ポストの内側に当ててしまった」と決め切れなかったことがターニングポイントの一つになったと振り返っている。

 波に乗り切れないクラブの現状を象徴するかのような90分間となってしまったが、サラゴサと香川はこの負の連鎖から抜け出せるか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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