ファン・ハール怒りの会見に猛反撃の英メディア 「謝罪しろと言うのなら…」

英紙は皮肉たっぷりの特集を組んで応戦

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が英国メディアの凄まじい解任報道に激怒し、記者会見を4分58秒という異例のスピードで切り上げる抗議行動に出た。チェルシーのジョゼ・モウリーニョ前監督が、自らの後任としてユナイテッドの指揮を執るなどの記事を報じ続けるメディアに激怒し、「申し訳ないと思わないのか?」などとぶちまけたオランダ人監督の、前代未聞の記者会見は波紋を広げている。

 26日に行われるストーク・シティ戦に向けた会見は、実に衝撃的だった。「この部屋にいる人たちで、申し訳ないという気持ちはないのかね。私に対してだ。誰も感じないのか? それが今の悩みだ」とぶちまけると、バッシングを加熱させるメディアへの恨み節と、「解任などない」という主張を4分58秒間展開。「ワインとミンス・パイを楽しんで。グッバイ」と、クリスマス時期にイングランド人が楽しむパイとワインで年末の挨拶を済ませると、そのまま退席した。

 地元紙「サン」は、早速特集で反撃している。「LVG(ルイス・ファン・ハールの略称)が謝罪を求めているので…申し訳ない」と大見出しで報じているが、全く謝罪する意向は見せていない。

「お前が6試合勝てずに、申し訳ない」「1位から5位に転落して、申し訳ない」「UEFAチャンピオンズリーグから敗退して申し訳ない」「お前のサッカーが退屈すぎて、ファンが涙を流すほどで申し訳ない」「2億5000万ポンドをつぎ込んで、こんな体たらくで申し訳ない」「我々は本当にユナイテッドのファンに気の毒に思う。彼が留任することがね」

 

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