澤ラストゲームの相手は新潟に決定! PK戦の末にベレーザを破り皇后杯決勝へ

熱戦の末にリーグ女王を撃破

 PK戦にもつれ込んだ激闘を制したのはアルビレックス新潟レディースだった。27日の皇后杯準決勝第2試合、リーグ女王の日テレ・ベレーザと新潟の対戦は、1-1の同点のまま延長戦でも決着がつかずPK戦へ。ベレーザ5人目のMF阪口夢穂のキックがセーブされ、新潟がPK戦を3-2で制し、27日の決勝にコマを進めた。

 第1試合で、今季限りで現役を引退するMF澤穂希を擁するINAC神戸レオネッサが勝利し、一足先に決勝進出を決めていた。今季のリーグ女王であり、澤の古巣となるベレーザも、決勝進出へ強い思い入れのあるゲームだった。

 しかし、先制したのは新潟だった。前半11分、右サイド低い位置でのFKからMF上尾野辺めぐみがゴール前に入れ、こぼれたところをFW大石沙弥香が押し込んだ。新潟が早い時間帯に先制するゲームになった。

 その後、攻勢に出たのはベレーザだったが、新潟最終ラインをなかなか崩せない時間が続いた、その中で前半33分、自陣からのFKに攻撃参加したセンターバックのDF岩清水梓とDF村松智子がゴール前で競ったこぼれ球を、MF中里優が左足で蹴り込み、1-1の同点とした。双方ともにセットプレーから1点ずつを奪い合い、前半を同点のまま折り返した。

 

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