15年来の盟友が今季引退の澤に捧げる皇后杯 INAC大野が「勝つ以外に何もない」とV宣言

プロデビュー以来、代表とクラブで澤と共闘

 なでしこジャパンで2人は、盟友と言える関係だった。共にレギュラーでプレーし、澤のアシストから大野が決めたゴールも少なくない。2004年のアテネ五輪から3大会連続で共に出場し、12年には銀メダルも獲得した。11年の女子ワールドカップ・ドイツ大会の優勝でも、2人が中心選手としてプレーしていた。

 澤を皇后杯の優勝で送り出す決意と共に「何が起こるか分からないのがこの大会」と、経験豊富な選手らしく気を引き締める。それでも、「澤さんを最後に優勝で送り出すこと。勝つ以外に何もない試合」と、27日に行われる決勝について、勝利以外は意味がないと言い切っている。

 レジェンド澤と共に日本女子サッカーを支えてきた盟友は、自らもゴールという形で最高の舞台に華を添えようとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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