交代時に不満露わのC・ロナウド、ユーべ指揮官が理由を説明 「怒っていたのは…」
「最高の試合ではなかった」としつつも、チームの姿勢を評価したサッリ監督
ユベントスは6日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節で、ロコモティフ・モスクワに2-1で勝利した。この試合、前半3分にウェールズ代表FWアーロン・ラムジーの先制点につながるFKを蹴ったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、後半37分に交代を言い渡されると不機嫌な表情を見せたが、その理由と交代の意図を、マウリツィオ・サッリ監督が説明している。スペイン紙「AS」が報じた。
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ロナウドはこの試合、前半3分に鋭い直接FKをゴールマウスに飛ばすと、ロシア代表GKギリェルメがボールを後逸する。そのままでもゴールに入りそうだったが、詰めていたラムジーがゴールに押し込み、先制点を挙げた。CL通算128得点目を逃す形となったロナウドは、試合終盤にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラとの交代を命じられると、ベンチ前で不機嫌な様子を見せた。
サッリ監督がフル出場を許さなかったことで不満を露わにしたかと思われたが、ユベントスを率いるイタリア人監督は別の理由であることを明かしている。
「クリスティアーノ・ロナウドが怒っていたのは、状態が良くなかったからだ。彼は数日間、膝に違和感を抱えていた。その負担が太ももにかかっていた。ハーフタイムの時点で、彼は状態を気にしていた。その後、様子を見ていたが、彼が加速した時の動きが気になった。彼が本当に負傷をしてしまう危険性を感じて、ベンチに下げたんだ」
試合終盤にブラジル代表FWドウグラス・コスタがゴールを決め、2-1で勝利したユベントスは、2試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。サッリ監督は「私たちにとって今日の試合は、最高の試合ではなかった。相手にカウンターを仕掛ける大きなスペースを与えてしまっていた。それでも、私はチームが示した『どんなことをしても勝つんだ』という姿勢を嬉しく思う」と、試合を総括している。